作品説明PDF https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/RS_Descriptions_JP.pdf

  1. 坂本龍一+高谷史郎 《TIME TIME》2024

    水面と画面が一体になっており 水なのに鏡のようだった  笛を演奏しながら歩く横姿 老人が砂をかき混ぜるシワシワの手 水と画面が接していることで映像が鏡開きになっていく 目を閉じても開いても心が静かになれる空間だった

  2. 坂本龍一+高谷史郎 《water state 1》2013

    鏡のような水面に天井から水が落ちてくる様は上から落ちてきているのか、下から上がっているのかわからなくなる 周りに両腕で抱えられそうな岩があり、それらが惑星のようだった

  3. 坂本龍一 with 高谷史郎 《IS YOUR TIME》2017/2024

    東日本大震災の津波で被災した宮城県農業高等学校のピアノに出逢った坂本は、それを「自然 によって調律されたピアノ」と捉え作品化した。

    ”自然によって調律されたピアノ”を世界各地の地震データをもとに演奏するのは地球、または自然が私たちに演奏してあげているかのようだった

  4. カールステン・ニコライ 《PHOSPHENES》 《ENDO EXO》 音楽:坂本龍一 2024

    「PHOSPHENES(眼内閃光)」とは、目を閉じた際にまぶたに映る残像のような光のことを 指す

    「TIME TIME」や「PHOSPHENES」の表現はまるで座禅を組んでいる時の気持ちを視覚・聴覚的に表現しているような感じがした

    生と死、人と自然の関係性や地球環境に対する倫理的態度について静かに問いかけながら、

    大きい画面に剥製にされた動物たちの映像を観客が大人しく見上げる姿は、まるで授業を受けている小学生を見ているようだった

  5. 坂本龍一+高谷史郎 《async‒immersion tokyo》2024 織物のように映像が一本一本織られていく 画像をそのまま見ると一瞬で脳に伝わるが、織られていくのを待っていると画像から「ちゃんとゆっくり見てね」と言われているように感じた

  6. 坂本龍一+Zakkubalan 《async‒volume》2017

    スマホから音が鳴り、画面には部屋の風景が映し出されてた

    坂本がアルバム『async』制作のために多くの時間を過ごしたニューヨークのスタジオやリビング、庭などの風景だ。

    SNSを見るように坂本のプライベートをのぞいているようだった この作品を一眼レフやスマホで撮っている観客を見ると”覗き見”し、さらに”記録に残している”のが奇妙だった

    まるでパパラッチのよう

  7. 坂本龍一+高谷史郎 《LIFE‒fluid, invisible, inaudible...》2007

    9つの水槽に光を通して、床に映し出してる それぞれの水槽に映し出される光は何パターンもあった 高い天井、広い部屋で展示された作品は自由にゆっくり鑑賞できた

  8. 坂本龍一 アーカイブ 監修:松井茂 2024

    坂本の軌跡をネットワーク図のようにしていた

  9. 坂本龍一 + 中谷芙二子 + 高谷史郎 《LIFE‒WELL TOKYO》霧の彫刻 #47762 2024

    霧の中に人がたくさん入っていった

    会場の 両脇から湧き出る霧は、ぶつかり合い、 対流を生み出しながら天へと舞い上が る。その動きはカメラでとらえられ、坂本 による音へと瞬時に変換される。

    観客は上を見ることなく手を前に出し探るように、ワイワイしていた 誰も上を見ることなく、霧に囲まれた幻想的な自分を取ってほしいが「霧が濃く上手く撮れない」と言っている人が多数いた

  10. 坂本龍一×岩井俊雄 《Music Plays Images × Images Play Music》 1996‒1997/2024

    坂本が弾く MIDI ピアノから出力された演奏情報 が、岩井のプログラムによって瞬時に 映像となり、スクリーンに投影され、可視化された。

    今となってはよくある、音をプログラミングによって可視化する表現方法が1996年にはすでに行われていたことに驚いた そしてプログラミングによって音やデータを可視化するためのツール(openFrameworks, Processing)は今では誰でも気軽に手を出せるようになっている

    演奏している坂本の姿を画面で映すだけでなく 画面とピアノの間にガラス板を挟むことで観客からは坂本が腰掛けその場で弾いているように見えた